内装リフォームのポイント
リフォームと一口に言っても1日で終わる修理や補修などの小さなものから、1ヵ月以上かけて行うフルリフォームとさまざまです。そんなリフォーム内容をポイントで紹介、きっとあなたにピッタリのリフォーム工事が見つかるはずですので、ぜひご参考にされてみてください。
近年のトレンドではリビングを広く取って空間に開放感を持たせる間取りが人気です。
実際に当社のリフォームでも「リビングを開放的にしたい」というリクエストを多くいただきます。この場合、リビングに隣り合う洋室を取り込んでリビングの面積を広げることが多いです。
この他にも、最近ではご自宅でお仕事をする方が増えたことから、空間を区切って仕事に集中できるような個室が欲しいという需要も増えました。
また、和室を洋室に変更や、子供が増えて部屋数を増やしたいなどライフステージに合わせたリフォームの相談も増えています。
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「広いリビング」というのは、リフォームでも人気テーマの一つです。「和室は使わない」「子どもが独立した」などの理由で、リビングの横にある部屋との間仕切りを撤去し、リビングを広くする間取り変更は、比較的よく行われるリノベーションです。特にマンションでは、リビングに隣接した配置となっている「和室」を洋室化し、更に取り込む形で広いLDKへ改築する要望が増えております。
また合わせてキッチンの変更や収納スペースの確保も検討出来ます。
ただし、どのような壁でも撤去できるというわけではありません。建築物には、縦の重さを支える柱に対して、地震や強風など横からの力から建物を守るための耐力壁があります。
この耐力壁は建物を支える重要な役割を持っているため、安全を考慮すると簡単に外すことはできません。間取り変更を行う場合には、撤去しようとしている壁が耐力壁かどうかの確認を事前に行っておくことが大切です。
趣味部屋として完全な個室を作ってしまうと趣味に没頭しすぎて個室に閉じこもりがちになってしまいそうと懸念している人やリビングに居ながらにして気軽に楽しめる趣味でありたいと考えている人の場合には、リビングの空間の一部を趣味用のスペースにするリフォームがおすすめです。
例えば趣味で収集しているものをいつも身近に置いて眺めていたいという場合には、壁の一部にビルトインした大型の飾り棚を作るのも良いでしょう。本好きの人は大きな本棚をリビング壁一面に作っても良いかもしれません。
今や子どものいる家庭よりペットを飼育している家庭の数の方が多い時代となりました。大切な家族の一員であるペットとの暮らしをより快適にしたいとリフォームの相談も増えています。
ペットとのより良い生活を目的にリフォームを行う場合、バリアフリーのリフォームと同じように床の素材を滑りにくい素材に変える方法があります。滑りやすい床での生活はペットにとって脚や股の関節に大きな負担をかけてしまうばかりか、滑らないようにと爪を立てて歩くことで床に傷が付きやすくなってしまいます。
滑りにくく歩きやすい床としてはコルクなどのやわらかい素材がおすすめです。ペットによっては毛が抜けやすい種類や時期もあります。
カーペットを敷いているとペットの毛が掃除しにくくなるほか、粗相してしまった場合に汚れや臭いがなかなか落とせないというトラブルが生じることもあるため、床の素材は注意して選びましょう。
慣れてしまうと気付きにくくなってしまうペットのにおいも思いのほかリビング中に広がってしまっているときがあります。消臭効果のある壁材に変えるとペットのにおいだけではなく、人間の生活から発生する生活臭も消臭してくれて、家族是認がきれいな空気のある空間で過ごすことが可能となります。
部屋の見える部分を片付けても、収納スペースがごちゃごちゃしていては本末転倒。見えないからといってタンスや引き出しに物を詰めこむのをやめて、適した場所に適した収納スペースを作ることで、生活にゆとりが出ます。ここでは、収納スペースを増やしたいとお思いの方に、収納スペースを増設するのにおすすめの箇所をご紹介します。
「食器はすべてキッチンの食器棚に収納」と決めている人も多いようですが、ダイニングのそばに収納した方が使いやすい物もあります。例えば取り皿や箸、カトラリー類、湯飲み茶碗、ランチョンマットなどです。座る場所の近くに収納してあれば、家族に配膳を手伝ってもらう際もスムーズ。食事中、「もう一枚、小皿が欲しい」ときにも、わざわざキッチンまで行かずに取り出すことができます。家電や調理器具にも、ダイニングに収納したほうが使いやすい物があります。たとえばパンを焼くのに使うトースターや、卓上コンロなどは、スペースがあればダイニング側に置いてあると、すぐに出せて便利です。
収納スペースがたっぷりあれば、それだけ靴や小物をしまうことができます。毎日目にする玄関だからこそ明るく、広々とした気持ちのいい空間であってほしいと思います。
しかし、収納スペ―スを大きくしたことで玄関が圧迫され、結果として窮屈な印象になってしまうことも。玄関のそばに使っていない部屋やスペースがある場合、思い切ってシューズインクローゼット(シューズインクローク)にしてしまえば、靴や傘以外にも自転車や子供の玩具などを置くことができて便利になります。
いつもすっきりした状態にするためには、家族全員分の靴を収められる、たっぷりの収納が必要です。子どもがまだ小さい家は、今後靴が増えることを想定して、余裕のあるスペースを用意したいものです。そのため玄関には、いつも天井までの収納を設置しています。壁と一体となった棚をつくることによって、空間をすっきり見せることもできます。
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テレワークの普及で注目が集まっている書斎・ワークスペース。仕事以外にも、家事や趣味、読書など幅広く役立つ空間なので、リフォームするときの重要なポイントになるでしょう。実用性はもちろんのこと、せっかくなら気分が高まるようなおしゃれな書斎・ワークスペースを作りたいと思う方は多いのではないでしょうか。
おおまかに分類するとに3タイプに分かれます。
個室は比較的オーソドックスな書斎・ワークスペースのスタイルです。特に最近では、普段あまり使っていない部屋や納戸、クローゼットなどを書斎・ワークスペースにリフォームするケースが増えています。
書斎・ワークスペースを個室にするメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
・ひとりでリラックスした時間が過ごせる
・仕事や趣味に集中できる
・プライバシーが守られる
・資料や道具などをそのまま置いておくことができる
【デメリット】
・家族で過ごす時間が減る
・照明、空調などの増設により、光熱費が上がるケースがある
自宅の間取りなどによっては個室が難しいケースもあります。そのような場合でも、工夫次第で書斎・ワークスペースを作ることができます。主にリビングなど家族との共有スペースに仕切りを設けることで、生活空間を分断して作業しやすい空間を確保します。
この方法であれば、家族と生活し、部屋数が少なくても快適な書斎・ワークスペースを実現できるでしょう。
書斎の必須アイテムである本棚を壁代わりにして、リビングなどを仕切ります。このリフォーム方法は、蔵書が多い方に適しています。本棚が仕切りの役割になるため、空間を有効活用できます。
シンプルに空間を仕切る方法なら、パーテーションを使うのがおすすめです。本棚と違って奥行がないので、狭い部屋でも邪魔になりません。
リビングの一角などを活用して、オープンな書斎・ワークスペースとする方法もあります。リビングの一部にカウンターを設置すれば、開放的なワークスペースが作れます。
【メリット】
・照明、空調などを共用できるため、光熱費を抑えられる
【デメリット】
・まわりの音などが気になり、集中できない
・場所によっては、資料や道具などを都度片付けなくてはならない
小さく挿し絵(写真AC ID:23329622)
オープンスペースの書斎・ワークスペースは人や仕事の内容によって合う・合わないが大きく分かれるレイアウトです。まわりの音が気になる方は仕事のスペースとしてではなく、趣味を充実させる空間として使うのがおすすめです